「詳しくは言えませんが……面白い試合にはなると思います!」

 

3・14「MAROOMS presents KNOCK OUT.62」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で竹内賢一と対戦する“狂拳”迅。前回の祐輝戦は「最悪の内容だった」と振り返る竹内は、2試合連続1RKO勝利と勢いに乗る狂拳との激突をどうとらえているのか?

 

 

 

──11月の祐輝戦では、最終的にKO勝利という形でしたが、あの試合を今振り返ると?

 

竹内 あの試合は……過去イチレベルに最悪な試合内容だったなと思って、試合後、反省しまくりました。

 

──そうですか。どういうところがよくなかったですか?

 

竹内 自分の動きが何もできなかったというか。そういう部分も含めて、自分の弱さが目立った試合だったなと思いますね。

 

──体調が悪かったとか?

 

竹内 いや、そのへんは別に言い訳にしかならないし、試合には関係ないかなと。

 

──周りの方、会長とかセコンドの方とかからは、どう言われましたか?

 

竹内 応援してくれてる友達とか応援団は、KO勝ちだったので、すごく喜んでくれたんですよ。3R3分ぴったりだったのもあって。でも会長とか、出稽古先でいつもお世話になってる先生たちには、けっこう厳しく、ご指導をいただきました……。

 

──例えばどんなことを?

 

竹内 全然自分の動きができてない、試合で出せてないというのが一番で……もう最悪のパターンで勝った、みたいな。組んでヒジヒザという……みたいな。練習してきたことが出せなかったので。

 

──ただ、勝ったことは事実で。よかった部分というと?

 

竹内 相手の祐輝選手って、連続で1RKO勝ちとかしてて、KNOCK OUTでは勢いがあって、たぶん、僕に勝ってタイトルマッチというぐらいの、いい位置にいた選手だったと思うんですよ。そこは本当においしいとこをもらえたなというのは思ってますね。ラッキーだったというか、おいしい試合をもらえて、自分はついてるなと。

 

──祐輝選手はパンチで前に出る選手なので、相性的に、組めば勝てると思っていましたか?

 

竹内 いや、正直、首相撲は全くしようとも思ってなかったんです。「最悪の場合、組んでいこうかな」ぐらいだったんですけど。そしたら組んじゃって……。首相撲とヒジ自体は、昔から長年やってきたので、そこは昔の経験が出たかなという感じで。

 

──結果的に組む流れになっていた?

 

竹内 いや……本当は組みたくなかったんですけど、自分がダメすぎて、もう組んでしまったみたいな……。

 

──その反省もありつつ、今回は“狂拳”迅選手との試合ですが、改めてどんな印象ですか?

 

竹内 お父さんがジムの会長なんですよね? しっかり練習していて、真面目な子なんだなという印象ですね。すごくちゃんと練習してくる選手だなというイメージがあります。

 

──警戒すべきと思っている点は?

 

竹内 カウンターですよね。パンチのカウンターがうまいので、それをもらわないように。僕はすごくパンチをもらうので、そこは警戒してます。

 

──狂拳選手はK-1 GROUPから参戦してきて、2試合連続1RKO勝ちです。その勢いとかはどう見ていますか?

 

竹内 いや、勢いあって怖いなと。ビビりまくってます。お手柔らかにしてほしいです。

 

──失礼ながら、竹内選手は勢いというタイプじゃないですよね。

 

竹内 そうですね。僕は本当に、狂拳選手みたいに一発があるタイプでもないし、本当に不器用な、コツコツやっていくタイプなので、正反対だなとは思ってます。

 

──タイプ的に正反対なところが、カード発表会見でもよく出ていましたよね。狂拳選手からは「華がない」とかけっこうズバズバ言われてましたが、あの場ではどう思っていましたか?

 

竹内 いや……まあ、その通りじゃないかなと。別に、ああいう時にイラ立ったり熱くなったりしても、今までいいことがなかったというか、いい思い出がないので。

 

──では試合では、どう闘ってどう勝ちたいと思っていますか?

 

竹内 狂拳選手はカウンターがうまいので、もらわないように、一発もパンチを打たないようにしようかとか……それかもうひたすら組みついていこうかとか……ちょっと言えないんですけど、面白い試合になると思います。

 

──確かにパンチを出さなければ、カウンターをもらうこともないですが……。でも組んでいくと、前回の試合と同じことにならないですか?

 

竹内 周りに怒られるってことですか?

 

──というか、祐輝戦は組んでしまって、よくなかったんですよね?それと同じことにならないのかなと。

 

竹内 いや、勝てばいいと思ってるので。一切相手に付き合わずに組むというのも、それはそれでルールの上では許されることだと思うので。カウンターを警戒しまくるかもしれないですし。でも、試合は面白くするので、今回は楽しみにしてほしいですね。

 

──では、同じ組む展開になったとしても、祐輝戦とはちょっと違うことになると。

 

竹内 そうですね。でも、同じになるかどうかは全部自分次第、自分のメンタル次第なので。そこは自分との戦いなのかなと思っています。

 

──会見の際にもタイトルの話が出ました。REDフェザー級は空位なので、そこに近づくための戦いでもあります。

 

竹内 それも前回同様なんですけど、メチャクチャいい相手と組んでもらえたなと思ってます。でも、今はベルトとかそういうことを言ってる立場では全くないし、今は狂拳選手のことしか考えてないです。結果を出していけば、おのずと山口代表はベルトへの道を作ってくれると信じてます。

 

──ただ、KNOCK OUTでタイトルに絡むには、勝敗だけじゃなくて試合内容、勝ち方もかなり問われると思うんですが……。

 

竹内 そこも考えると、組んでちゃダメですよね……。いや、そういうことなんだろうなとは、僕も分かってはいるので。そこも分かった上で、今回はちょっとお楽しみにという感じです。まあでも、どうなるかは分からないですけど。

 

──実際、結モチベーションは高いんですよね?

 

竹内 モチベーションはメチャクチャ高いです! KNOCK OUTに参戦して、いい相手を用意してもらえているし、こんなにうまくいくと思ってなかったので、ありがたい限りですね。

 

──あと前回の試合は、八角形リング「KNOCKTAGON」とオープンフィンガーグローブ(OFG)が初めてだったと思いますが、そこはどうでしたか?

 

竹内 八角形は、別に変わらなかったですね。OFGに関しては、前から思ってたんですけど、僕はそもそも向いてないと思ってます。

 

──そうですか(汗)。

 

竹内 はい。別にパンチがあるわけでもないし、逆にパンチはよくもらうし。別にメリットもないですし……。

 

──でも、組みやすいところはメリットなのでは?

 

竹内 そこはそうですね。首相撲ありルールを久しぶりに思い出した感じはありました。でも、組んでたらよくないみたいなので……。

 

──でも、KNOCK OUTのREDルールでやっていく限り、OFGは避けられないですよね。そこは大丈夫なんでしょうか?

 

竹内 いや、KNOCK OUTのREDにこだわっていくというのは、もう決めたことなので。ボクシンググローブになったらうれしいですけど、どうしてもOFGでということなら、OFGでやります。

 

──ちょっと引っかかりがある感じですが……。

 

竹内 いやいや、全然。OFG、大好きです!

 

──そこまで言わなくても大丈夫です!(笑) では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

竹内 狂拳選手みたいにオラオラした感じで、華があって、一発もあって……みたいな選手がチャンピオンになるって、何か普通だなって逆に思うので、僕みたいに不器用で、頑張ってきたヤツがベルトに向かっていくところを見てほしいですね。

 

──分かりました。で、試合は何やら面白くなるわけですね。

 

竹内 はい、試合は面白くなると思う……いや、面白くさせるので、楽しみにしてほしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
竹内 賢一
生年月日:1997年4月22日生
所属:TenCloverGym世田谷
出身:静岡県浜松市
身長:170cm
戦績:39戦26勝(9KO)11敗2分
第4代Bigbangフェザー級王者
初代S-BATTLE KICKフェザー級王者