「ここでまたKO勝ちしたら、次はいい加減タイトルマッチでしょう、山口さん!」

 

3・14「MAROOMS presents KNOCK OUT.62」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で竹内賢一と対戦する“狂拳”迅。昨年、新たにREDルールへの挑戦を果たし、2試合連続で1RKOと好調な彼が、この試合に見据えるものとは?

 

 

 

──前回の試合は12月30日、代々木第二大会での皆川裕哉戦、1RKOでした。あの試合を今振り返ると?

 

狂拳 倒せたので、よかったですね。

 

──狙い通りだったんですか?

 

狂拳 いや、作戦は立てとったんですけど、相手が全く想定と違う動きで来たんで、最初「お、ヤバい!」ってなったんですよ。でも試合中に組み替えられたというか、対応できたんで、その面では一つ、また成長できたなという試合になりました。

 

──皆川選手の動きが想定外でしたか。

 

狂拳 はい。もっとムエタイな感じで来ると思ってて、あんなにガツガツ前に来るとは思ってなかったですね。

 

──これで2試合連続1RKO勝ちですね。オープンフィンガーグローブ(OFG)でのREDルール、いい感じですね。

 

狂拳 メチャクチャいい感じですね。これで次はさすがにタイトルマッチやろと思ってたら違ったんで(笑)、さすがに今回勝ったら組んでもらえる流れかなとは思いますけど。

 

──残念ながらタイトルマッチにはならなかったですが、今回は竹内賢一選手との対戦です。どういう印象ですか?

 

狂拳 ベテランで、試合数もいっぱい重ねてていろんな経験もしてるし、会見でも「絶対倒す」とか言ったんですけど、マジで一切ナメてないんで。ただ、今の自分に自信があるんで「倒す」って言ってるだけです。相手どうこうより、ホンマに「今の自分はどこまで行けるんやろう?」っていうのを試すにはちょうどいい相手やなって思ってます。

 

──竹内選手の前回の試合、祐輝戦はどう見ましたか?

 

狂拳 いや、会見とかで「KNOCK OUTのチャンピオンになる」とか言ってるんですけど、あの試合を見て、「こんな試合してる人がチャンピオンでいいんかい」とは思いましたね。クソおもんないじゃないですか。組んで組んで、みたいな。

 

──ナメてはいないけど、評価もしてない感じですか?

 

狂拳 はい。ナメてはないですけど、全然負ける相手ではないと思ってます。

 

──祐輝戦と同じように組んでこられたらどうですか?

 

狂拳 組んでくる時にバンバン!って当てて、倒します。でも、首相撲も全然できるんで、そのへんも見せてもいいかなとも思ってますけどね。何回も言ってるんですけど、もともとジュニアの時はずっとムエタイルールで出てたし、首相撲は得意な方やったんで。だからどんどん組んできてくれと思ってます。

 

──しかしKNOCK OUTでは1RKOが続いているので、今回も早い決着が望まれるかなと思いますが。

 

狂拳 そうですね。でも、京都から毎回けっこうたくさんの人が応援に来てくれるんですけど、「京都から行ってるのに1Rで終わらすなよ」ってよく言われるんですよ。僕は今回も1RKOを狙ってますけど、そこは試合中のタイミングでって感じですね。

 

──仕留められるタイミングがあれば仕留めると。

 

狂拳 はい、そう思ってます。それは普通に喜んでくれるよと思いますけどね(笑)。まあ、何時間もかけて京都から来て、1分ぐらいかいっていうのはあるんやと思いますけど。

 

──でもそれこそ、ここでいい形で勝って、次はタイトルマッチを実現させたいでしょうし。

 

狂拳 その先ばっかり見てたら足元をすくわれるんで、まずはこの一戦をしっかり勝とうと思ってますけど……さすがにね、今回KOで勝って、リング上から「山口さん!」って呼ぶの、もう3回目になりますからね(笑)。さすがに山口さんも、もう組んでくれるでしょ。

 

──その相手になるような、フェザー級の他の選手は視野に入っていますか?

 

狂拳 2月大会で古村(光)君がタイ人(スラサック・クルーダームジム)とやってたじゃないですか。それの勝った方かなと思ってたんですけど、どっちが来てもいけるなって思ってます。

 

──ではもう、タイトルは……

 

狂拳 はい、もう自分の中では獲ってます。

 

──そうですか(笑)。でも新しいルールに踏み出して、こんなに早くうまくいくと思ってましたか?

 

狂拳 いや、思ってませんでした。でも、プロデビューしてからすぐに大きいケガしてて、逆に山がありすぎたというか。なんで、これぐらいうまくいってもいいやろと思ってますけどね。ホンマにそれぐらいの試練は乗り越えてきたんで。

 

──昨年はお兄さんの斗麗選手もケガから復活したし、弟さんの田邉謙心選手もプロデビューして、闘うリングは違いますが、兄弟揃っていい感じですね。

 

狂拳 そうですね。やっぱりみんなでやってるんでうれしかったですけど、2人とも倒せよとは思いましたね。なんで今回も、倒し方を教えたろうかなと思ってます。

 

──そのへんは兄弟だろうが、もう容赦ないんですね(笑)。

 

狂拳 そこは関係ないですね。やっぱりファイターとしての仲間やし、倒してナンボやと思ってるんで、僕は。でもこの先は兄弟全員で、チャンピオンになったりするのが理想なんで、みんなで頑張ろうって感じですね。

 

──では最後に、今回の試合で注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

狂拳 今回こそはヒジで切ります!

 

──そうなんですか?

 

狂拳 ヒジは一応練習してるんですけど、毎回全く出せなくて(笑)。まあでも絶対倒すんで、そこだけはもう1Rだろうが2Rになろうが、目を離さず見といてください! 隙があればバチンといくんで。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
“狂拳”迅
生年月日:2003年12月18日生
所属:WIZARDキックボクシングジム
出身:京都府京都市
身長:168cm
戦績:10戦7勝(5KO)3敗