古村光「狂拳か狂犬か知らないけど、僕はKNOCK OUTの“番犬”。差を見せつけます!」
6・7「KNOCK OUT REBELS SERIES.11」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で“狂拳”迅と対戦する古村光。前戦を含めてONEでは3連勝中ながら、KNOCK OUTのリングでは一昨年9月以来勝利がない状況で、勢いのある相手に対して彼が思っていることとは?
──KNOCK OUTでの前戦は2月のスラサック・クルーダームジム戦になりますが、あの試合を今振り返ると?
古村 「まだ行けたな」というか。でもあの時、自分の殻を破って、全力をかけて行けなかったというのが敗因かなと思います。今はそこを振り切ってやれるように練習しています。
──「行けなかった」というのは、気持ち的な部分ですか?
古村 気持ち的な部分でもあり、闘い方の部分でも、もっと攻めの姿勢を出さないといけなかったなっていうのは反省点ですね。しかもKNOCK OUTという団体でやっているからこそ、より倒しに行く闘いが求められると思うので。その部分はファイトスタイルを見直してやってきていますね。
──スラサック選手はやりづらかったですか?
古村 いや、どうなんですかね? 逆に、彼のパワーを警戒しすぎました。相当パワーが強いだろうというのをちょっと警戒しすぎていて、試合中は「あれ、蹴りも痛くねえな?」みたいに感じたんです。そこでちょっとギャップが生まれちゃって、詰められなかったなというのはあります。
──そのスラサック選手は先日、常葉で福田海斗選手と対戦して敗れてますよね。あの試合はどう見ましたか?
古村 正直言うと、まずちょっとスラサックにガッカリしました(笑)。「お前、普通のタイ人になってんじゃねーの? 弱すぎだろ!」と正直、思いましたね。あの試合を見ると「これに負けた古村って、メッチャ大したことなくね?」みたいな感じに見えたと思うんですよ。
──そうなっちゃいますよね。
古村 「こいつ、ふざけてんな」と思って。たぶん、福田選手のことをナメてましたね、あの試合は。入場の時から、全然強そうに見えないなと思って。確かに体は相変わらずすごかったんですけど、「細いな」って思っちゃって。「ちょっと調子悪いのかな?」と思った矢先に、あの試合だったので、「何してんだ!」と思って。あのスラサックだったら、僕も倒してますよ(笑)。
──タイミングとか巡り合わせもありますからね。そして今回は、“狂拳”迅選手と闘うわけですが、まずこのオファーを聞いた時はどう思いましたか?
古村 正直、「ナメんなよ」って思いました。レベルの差があるだろうと思って。確かに向こうは、KNOCK OUTに来てから3戦3勝3KOしてますけど……「いや、誰だよ?」って話なんですよ。彼が倒してきた相手の名前もファイトスタイルも全然知らないですけど、その雑魚を倒して「タイトルマッチお願いします」って、ふざけんなよと。山口元気代表からしても、納得いかないと思うんですよ。「これ3つ勝ったからってタイトルはまだ早いだろう」っていうのはあると思うので、それでちょっと自分と当てようとなったのかなと思うんですよね。だからちょっと、そこを分からせる試合にしようかなと思ってて。
──ただ、REDルール、オープンフィンガー(OFG)ムエタイに乗り出してきてから、3連続KO勝利している勢いはどう見ますか?
古村 勢いは、本人の妄想じゃないですかね? 自分で気持ちよくなってるだけで、現実を見ると「いや、ヤバいな」みたいな感じになると思うんですよ。だから僕との試合中は「あれ? こんなはずじゃ……」っていうのが絶対出てくると思うので、それをちょっと思い知らせてやろうかなと。
──その壁にぶつかるのが今回の試合だということですか。
古村 “狂拳”か“狂犬”か知らないですけど、自分はKNOCK OUTの番犬なんで。「KNOCK OUTでタイトルとか言い出すのはまだ早いぞ」っていうのを見せてやろうかなと。
──狂拳選手のファイトスタイルや闘い方という部分ではどうですか?
古村 彼は、自分みたいなタイプは苦手なんじゃないですかね。彼はパンチがメッチャ得意だと思うんですよ。だからパンチで打ち合って、そこでキレイに仕留めるというのが向こうのスタイルだと思うんですけど、自分はそんなに打ち合わないし、どっちかというと蹴りがメインかなと思うんですよ。だからたぶん、僕とやると「パンチがうまく当たんないな」と感じると思うんですよね。それに首相撲もありだから、蹴りを入れられたと思ったところで首の展開とかになってきたら、「あれ? あれ?」ってなって、どんどん狂っていくと思います。
──なるほど。
古村 もちろんあの一発、不意打ちのパンチはありますけど、そこぐらいかなと思いますね。たぶんカーフキックとかも絶対狙ってくると思いますけど、そのへんも僕は「効かねえな」って感じると思います。
──最後はどう勝ちたいですか?
古村 REDルールなので、ヒジでぶった切って失神させてやろうかなと思ってます。REDルールの怖さを思い知らせて、格の差を見せてやろうかなと。向こうは以前K-1 GROUPに出ていて、ボクシンググローブで倒せなかった分、OFGになって、「俺、倒せるな」っていう自信が出てきてると思うんですよ。でも、REDルールだからこそのヒジありという展開をまだ味わったことはないと思うので。そこを見せつけて、恐怖心を植え付けてやろうかなって思ってます。
──今の練習環境はどんな感じなんですか?
古村 今、特に試合前は福岡の朝久道場でほとんど練習してますね。その効果で、より攻撃型になっていると思うので、どんどんアグレッシブに攻めていきたいなと思います。
──今までの闘い方とも少し違う感じになりそうですか?
古村 最初にKNOCK OUTのタイトルを獲った時は、まだタイ人の先生にメインで教えてもらっていたので、ムエタイ的な攻め方が中心だったんですけど、今はより打撃に特化した攻め方というか。首の展開になっても攻撃型になっていると思うので、そのあたりは変わってくるかなと思います。
──そして今回は、昨年11月のクンクメール対抗戦以来の常葉での試合です。あの時はアイポークでノーコンテストという悔しい結果だったと思いますが。
古村 そうですね。何だかんだ、KNOCK OUTでは最近、苦い思い出ばっかりなので、そろそろ久しぶりに気持ちいい展開に持っていきたいなと思います。常葉という場所に対してもだし、いろんな意味でリベンジしたいですね。それと、日本人選手とやるのが久しぶりなんですよね。一番最近は一昨年の年末の森岡悠樹戦だったんですよ。
──ああ、トーナメント準決勝でしたね。
古村 あの試合は、自分が初めて顔にキックをもらってダウンした試合で、鬱憤が溜まってるんですよ。申し訳ないですけど、ここでちょっとその流れも変えさせてもらおうかなって。そういう意味でもリベンジかなと。
──いろんな人とかことに対するモヤモヤを、全部狂拳選手にぶつけると。
古村 はい。3月にONEでは勝ってますけど、KNOCK OUTではなかなかそれを出せてないので。今回はKNOCK OUTでも強いところを見せて、山口代表を喜ばせたいです。
──ONEでは3連勝しているわけですからね。
古村 いや、そうなんですよ! でも、自分のホームで勝てなかったら結局、一緒なので。やっぱり一番はKNOCK OUTで勝ちたいですから。もちろん、他団体に出て負けるのは絶対許されないことだと思うんですけど、でもホームでしっかり勝って、ホームの顔になって、それから他団体とかに乗り込むのが一番だと思うので。だからKNOCK OUTではもう負けられないなと。
──そして、ここで勝てば本当にタイトルに近づくと思うんですが……。
古村 そうですけど、逆にここで勝って、誰とタイトルを争うのかなというのもありますからね。たぶん、山口代表が思い描いているプランがあると思うので、自分がそれに乗れるように、しっかりここでぶっ倒して、次につながるような試合をできたらなと思います。
──それこそ福田海斗選手も継続参戦するようですが。
古村 でも、この前もボクシンググローブだったし、OFGはやるんですかね? タイトルには絡んでこないのかなと思って。そのあたり、どう考えてるのかなという感じですね。僕はOFGでしかやらないので。ただやっぱり、(小笠原)瑛作さんが持っていたREDフェザー級のベルトは絶対に自分が獲らないといけないと思っていて。まずは絶対これを獲って、そこから他団体の選手と闘ったりしていければと思います。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
古村 今回はKNOCK OUTでのリベンジになるので、KNOCK OUTらしくボコボコにしてバチバチにぶった切ってぶっ倒します。そこをぜひ見てもらいたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
古村 光
生年月日:2001年2月8日生
所属:FURUMURA-GYM
出身:佐賀県三養基郡みやき町出身
身長:170cm
戦績:23戦13勝(10KO)8敗1分1NC
第3代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者

