『KNOCK OUT』のプロ大会では【REDルール】と【BLACKルール】の2つのルールで王座を認定し、公式試合を実施しています。この度、REDルールとBLACKルールの共通点と相違点をより明確にし、選手・関係者・お客様にご理解いただきやすくすることをテーマに、それぞれの公式ルールの一部改定を行いました。なお、新たな公式ルールの適用は7月18日(日)後楽園ホール大会からとなります。

<主な改定箇所> ◇延長ラウンドのジャッジ採点(第4条【試合方法】) 旧) 延長ラウンドの採点はドローも有りとしていた。 新) 延長ラウンドの採点は、必ずどちらかに優劣を付けなければならない「マストシステム」とする。

◇イエローカード、レッドカードの判断基準(第6条【反則技】) 旧) 反則行為を行った選手に対して「注意」を与えた後、イエローカードは「警告」、レッドカードは「減点1」としていた。 新) 反則行為を行った選手に対して「注意」と「警告」を与えた後、さらに反則が重ねられた場合、イエローカードは「減点1」、レッドカードは「減点3=失格」を示すものとする。

◇採点の優先順位(第11条【採点基準】) 旧) ①クリーンエフェクティブヒット ②アグレッシブ ③ディフェンス ④リングゼネラルシップ 新) ①ダウン数 ②相手に与えたダメージの有無 ③クリーンヒットの数 ④アグレッシブ度(攻撃点)

◇タイオイルの使用(第20条【オイル、ワセリン、滑り止めの使用】) 旧) REDルールのみ使用可。 新) REDルール、BLACKルール、ともに使用可とする。

◇足底部への滑り止めの使用について(第20条【オイル、ワセリン、滑り止めの使用】) 旧) 特に規定無し。 新) 足底部をはじめ身体のすべての箇所、グローブには一切使用禁止とする。

◇バンデージ規定(第21条【拳へのテーピングとバンデージ】) 旧) REDルールとBLACKルールでそれぞれ異なる規定がある。 新) 同一の規定とする。

◇REDルールとBLACKルールの違い  今回の改定により、REDルールとBLACKルールの相違点は以下2箇所のみとなります。

REDルール=肘を使ったあらゆる攻撃が有効。片手または両手を相手の脇下に差し入れた状態(脇差し)からの膝による攻撃が有効。

BLACKルール=肘を使ったあらゆる攻撃が禁止。片手または両手を相手の脇下に差し入れる行為(脇差し)、およびその状態からの膝による攻撃が禁止。

※なお、いずれも「攻撃を伴わない掴みや組み付き、膠着状態を誘発するホールディングなどが度重なり消極的であると判断された場合、レフェリーは注意、警告、減点を与える。この行為に関しては、注意2で警告1、次の注意で減点1となる」とします(第6条【反則技】第3項)。

以上

KNOCKOUT-REDルール(2021.7.5制定)

KNOCKOUT-BLACKルール(2021.7.5制定)